<疑問・悩み>
- 面白いラブコメを探している
- 萌えよりも内容重視で面白いのが見たい
- 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」ってシリーズになっている学園ラブコメらしいけど今見ても面白いのかな?
結論から言うと、面白い学園ラブコメアニメを見るなら「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」シリーズがオススメ。
今もファンに多く愛される名作である理由は
- 「人が持つ表と裏の心理」
- 「友情と恋愛」
- 「人と関わることで得られる感情」
- 「キャラたちの揺れ動く心」
など、単純な恋愛ラブコメ以外の部分も見ることができる作品だからです。
まだ見ていない人はぜひ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」シリーズを見てほしいです。
アニメを見る方法を知りたい人に結論を先に書くと、Amazonプライムビデオで見るのがオススメです。
- 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」を見たことがない人向けの内容紹介(ネタバレなし)
- 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」の感想&考察&解説(ネタバレあり)
- 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」の視聴方法
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」ってどんなアニメ?(ネタバレなしで紹介)
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」はジャンルとしては学園ラブコメにあたります。
これまでにアニメシリーズは3作品が制作・放送されています。
- やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
- やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続
- やはり俺の青春ラブコメは間違っている。完
アニメ1期「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」では、友達や仲間、親友をテーマに描かれていて、仲が良い人間関係の本質を見抜いていきます。
アニメ2期の「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続」では、恋愛感情・友情を中心に人の心が揺れ動くようすを繊細に描いています。
アニメ3期「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。完」では、1期2期シリーズの総仕上げとなっています。
アニメ1期~3期シリーズのそれぞれのあらすじと登場キャラを簡単に紹介します。
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」のあらすじ
アニメ1期はタイトル通り、ラブコメ要素がほとんどありません。
簡単にあらすじを説明すると
- 性格がねじ曲がったボッチで主人公の「比企谷八幡」は同じくひねくれものの美少女「雪ノ下雪乃」が所属する奉仕部で活動する
- 八方美人の「由比ヶ浜結衣」が加わり、3人で人の悩みを解決していく
ということで、性格や人間性に癖のある3人が他の人間と関わって悩みを解決していく作品です。
アニメ1期「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」の主な登場人物は5人
主な登場人物は以下の5人です。
キャラのことを簡単に紹介していきます。
- 比企谷八幡(主人公):幼少期から友達ができず、過去のトラウマが原因で他人を信用できなくなる。奉仕部に所属。
- 雪ノ下雪乃(メインヒロイン):頭脳明晰・才色兼備の美少女。自分を通す性格が災いし、友達がいない。奉仕部の部長。
- 由比ヶ浜結衣(メインヒロイン):コミュ力が高いギャル風の美少女。空気を読むことに長けているが、悪癖だと感じている。奉仕部に所属。
- 葉山隼人:学校一の人気者。「みんなと仲良く」を信条とする。主人公・八幡とは真逆の人物
- 雪ノ下陽乃:雪乃の実の姉。ほとんどすべてのキャラの性格・心情を良くも悪くも見抜く洞察力の持ち主。
それぞれが信念や悩み、コンプレックスを抱えています。
そして、物語が進むにつれて、自分の間違いに気づいたり、閉ざしていた心の扉が開かれるようになります。
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」の魅力は何か?
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」は何かというと、
- 過去のトラウマ・コンプレックスを抱えたキャラが傷つきながら成長する
- ハーレムではない、リアリティのある学園作品
- 人間が持つ良い面・悪い面をさらけ出す心理描写
以上の3つです。
この作品はただの学園ラブコメではありません。
奉仕部に依頼された悩みを解決していくのですが、徐々に人間関係を中心にした人が持つ醜い点をあぶり出していきます。
「ここまで、人の悪性を見抜くのか」
と唸ってしまうほど、人間の内面について繊細に描いております。
最後ま見ると、序盤に持っていた作品に対する感想が180度変わるはずです。
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」の感想&考察&解説(ネタバレあり)
ここから先は「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」に関する感想を交えながら、作品の考察・解説をしていきます。
ネタバレありとなっているので、まだ見てない人はご注意ください!
青春とは嘘であり、悪である
主人公・比企谷八幡を代表するセリフです。
友達に恵まれて学生生活を楽しんでいる人物にとってはすべてが「青春」に1ページとなります。
そして「青春」の二文字の前では成功も失敗もすべてが片付けられてしまいます。
自分ができない「青春」を謳歌するすべての人に対する皮肉ですが、これだけで八幡が劣等感を抱え、人に対しての見方が捻じ曲げられたキャラだということがわかります。
主人公っぽくない性格ですが、この作品の主人公です。
奉仕部に相談される悩み
雪乃が部長をしている奉仕部は全校生徒らの自己改革を促し、悩みを解決する手助けを行う言わば相談所的な部活動をしています。
八幡は奉仕部の顧問の平塚静に、捻じ曲がった性格の更生を理由に強制的に入部させられます。
奉仕部に舞い込んでくる悩みは
- グループの人と良好な関係を保ちながら、他の人とも関わりたい
- グループ内の仲を取りまとめてほしい
- 無視・嫌がらせなどの行為をやめてほしい
- 文化祭を仕切る代表になるので、サポートしてほしい
人間関係が直接関係しているものから、これから深刻な問題となりそうなものが多くなってます。
人は建前・表面を取り繕って生きている
八幡・雪乃・結衣の3人は奉仕部の活動として、上記のような悩みを解決していきます。
そこで見えてくるのは、いかにして人が建前や表面を取り繕って生きているかということ。
「みんなで仲良くやる」
八幡とは対極の立場・考えを持っている葉山隼人の信念ですが、これが肝心なところで役に立ちません。
だからこそグループの中で特定の人物が無視されて仲間外れになったりします。
また、みんなでやろうと口では言っていいながらも、サボるやつも出てきます。
その適当さがトラブルの元になっていることを当事者たちは気づかないのです。
人間の性根にハッとさせれる描写が多いので、グサッと刺されるような、心に残るシーンが多いですね。
比企谷八幡に関する考察
比企谷八幡の性格
比企谷八幡の性格を追っていくとより作品を楽しめます。
- 人の好意を信じることができない
- 建前や同情を含んだ人間関係に否定的
- 悪性こそが人間の本来の姿であると考えている
長年ぼっちをやってきた八幡だからこそ感じ取ることができる考えです。
このことが原因で自己評価を今よりもさらに下げることになったり、好意を無駄にすることも多くあります。
悩みを解決するためなら自己犠牲も厭わず、自分の信念を曲げないスタンスもあってヒール役になることも構わない人物です。
アニメ1期第12話で文化祭実行委員の委員長を務めた相模を、これまで彼女が行ってた行動や考えを的確に見抜いて追い込んだ結果、悪名を背負うことになったのが印象的でした。
このとき、八幡とは正反対の考えを持つ葉山隼人と衝突し、
「どうして君はこんなやり方でしか解決できないんだ」
胸倉を掴まれながら激しく非難されます。
性格を拗らせているが、人の心を客観的に捉える人間味あふれたキャラとなってます。
比企谷八幡の心の変化
自分の信念を曲げず、自己犠牲で悩みを解決していくことしかできない八幡。
文化祭での一件があったにもかかわらず、自身の信念は絶対曲げずに、またもや自己犠牲によって悩みを解決します。
そのことがきっかけで、奉仕部にいる雪乃、結衣との関係がギクシャクします。
八幡が否定する表面上の付き合いを続ける3人に後輩のいろはが依頼してきます。
犠牲的な解決方法を提示する八幡に、雪乃と結衣は反発。
それぞれが八幡とは違った別なやり方で解決を目指します。
これがきっかけで、誰かが犠牲になって問題を解決することの間違いに気づき、八幡が絶対曲げなかった信念が大きく変わっていきます。
雪ノ下雪乃に関する考察
雪ノ下雪乃の性格
メインヒロインの1人である雪ノ下雪乃の性格は、
- 自分の信念を通す気の強さ
- 八幡とは違った目線で人間の本質を捉えている
- 信頼できる人物さえいれば良い
ひねくれ者として通っている八幡に対し対等の立場でぶつかった最初のキャラです。
八幡と同様に友達がいない雪乃ですが、八幡と違うのは自ら進んで友達を作ろうとしてこなかったこと。
過去の自身の経験を通して、人間を考察して更生させるという目的で奉仕部を立ち上げたところからも、八幡とは違うタイプということがわかります。
「その認識を改めなさい。最低限の努力をしない人間には才能がある人をうらやむ資格はないわ。成功できない人間は成功者が積み上げた努力を想像できないから成功しないのよ。」
後に隣にいる信頼できる存在となる由比ヶ浜結衣に対してこのように発言してしまうほど、ブレない信念を持ったキャラです。
雪ノ下雪乃の心の変化
奉仕部に舞い込んできた悩みを円滑に、円満に解決することを目指すのが雪乃のやり方です。
この点に関しても、八幡とは違っていることがわかるはず。
解決はするけど、後にしこりが残る八幡の解決方法をアニメ2期の第2話で真っ向から否定します。
これ以降、八幡とは距離を置くことになるのですが、今まで解決した気になっていた悩みのほとんどを自己犠牲を払いながら八幡が解決していたことに気づきます。
自分のできることを見つめなおし、新たに舞い込んだ悩みに取り組んでいきます。
八幡に対しての感情
最初は死んだ魚のような目をした八幡を切り捨てるように評価していた雪乃。
半ば強制的に奉仕部として共に活動することになったことで、八幡に対しての評価・感情が変わります。
絶対に評価が上がらないことをしている八幡の言動の裏を読み取っているのは、彼を正当に評価している証明となってます。
アニメ2期以降は、八幡との距離感や湧き上がってきた感情に戸惑いを見せます。
最悪な印象しかなかった八幡に対して、好きという感情が芽生えていきます。
関わりたくもない人物からちょっと気になるかも、好きかもしれないっていうのに至るまでの雪乃の心理描写が本当に上手いんですよね♪
由比ヶ浜結衣に関する考察
由比ヶ浜結衣の性格
メインヒロインの1人である由比ヶ浜結衣の性格は、
- 周りの空気を読んで行動する八方美人
- そんな自分の性格が嫌い
- 思ったことを言える、行動する八幡と雪乃に憧れを持っている
八幡と雪乃とは全く違った性格の結衣。
常に周囲の人間の顔色をうかがう自分が嫌いで仕方がない中、自身が持っていないことを簡単にやってしまう八幡・雪乃に憧れを持っています。
自ら奉仕部を選択したところからも、「この部にいて自分を変えたい」という想いを感じることができます。
空気を読むことに長けていることから、人間関係などを機敏に察することができます。
ピュアな心を持ち、どの人物にも優しく接することができる「俺ガイル」シリーズのキャラ同士をつなぐ潤滑油のようなキャラとなっています。
由比ヶ浜結衣の心の変化
最初は八幡・雪乃のかげにいるような存在で、自分の主張とかをはっきりと述べることがない結衣。
ストーリーが進むと、八幡・雪乃がいる奉仕部への想いが強くなり、奉仕部を守るためなら自己犠牲を払うようになります。
アニメ2期第4話「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する」で二人に対して、奉仕部に対して特別な想いを述べていることからもわかりますね。
奉仕部の中で誰よりも奉仕部の存続のことを優先しているのは、自分の場所を守るためというよりも3人でいる場所を残したいという想いがにじみ出ています。
最初は憧れを持っていた結衣ですが、徐々にその気持ちはなくなり、対等な意見を述べるようになります。
結衣が持つ八幡に対しての感情
八幡に対して、好意持っていることを隠さないのが結衣の特徴です。
文化祭の時に八幡に対してのセリフで、
「でも、待っててもどうしようもない人は待たない。待たないでこっちから行くの。」
八幡に対して好きという感情が明確にわかるシーンです。
これ以降も八幡に積極的にアプローチを仕掛けていきます。
- 修学旅行の新幹線で八幡に触れる
- 自分が食べたものを八幡にあげようとする
- 頭をなでなでする
などなど。
「男子なら絶対に勘違いすることはやめていただけないか?」という八幡の気持ちなど考えることはありません。
これも好きだからこそ自然としているというのがわかります。
天然キャラの結衣だからこそ、嫌な感じがしないのが良いんですよね。
アニメ『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』シリーズを見る方法
『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』シリーズを見る方法をまとめます。
メディア展開が数多くあるのでお好きなもので楽しんでいただけると思いますが、個人的にはアニメがオススメです。
アニメを見る方法は、
- BD/DVDを買って見る
- 動画配信サービス(VOD)に登録して見る
アニメ版のBD/DVD BOXは1期2期どちらも1万円以上するので、初見にはオススメできません…。
特典に原作者の各話解説がついてきているので、俺ガイル好きの人は買う価値がある内容となってます。
アニメだけを楽しみない人は動画配信サービス(VOD)に登録して見るのが一番良いと思います。
無料トライアルに登録して一気に見るのが楽ですよ。
※無料トライアル期間中の解約で、料金は一切かかりません。
『俺ガイル』シリーズを見るのにオススメなのがAmazonプライムビデオ。
2020年7月から放送開始されたシリーズ完結編となる『やはり俺の青春ラブコメ間違っている。完』も配信しています。
さらに詳しく知りたい人は【無料あり】アニメ『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』シリーズを見る方法|3期に向けての復習に!で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』の原作小説を読む
個人的に敷居が低いアニメから入るのがベストかなと感じているのですが、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』の原作小説も心理描写が細かくてすごく面白いのでオススメです。
原作小説は、全部17巻(本編14巻+短編3巻)が刊行されています。
- 文字に抵抗がない人
- アニメを見てハマり、原作小説も気になっている人
- もっと「俺ガイル」シリーズを楽しみたい人
読んで損はしない納得の面白さが詰まっているのでぜひどうぞ♪
『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』の漫画を読む
結構良いのが漫画版の『やはり俺の青春ラブコメ間違っている。』です。
原作小説のイラストを担当しているぽんかん⑧さんの絵が忠実に再現されていて違和感なくてかわいいので、サクサク読むことができます。
時間をかけずに『やはり俺の青春ラブコメ間違っている。』を読むなら、漫画が一番コスパが良いのでオススメです。
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まとめ|名作学園アニメ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」のあらすじ・ネタバレ考察
この記事では名作学園アニメ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」のあらすじ・ネタバレ考察を熱く語っていきました。
このアニメの見どころは、キャラの心理描写が細かくてすごいところです。
一度見ただけでは読み取ることが難しいほど、深い部分まで描いています。
まだ見てない人は見ていないのがもったいないと心から思える作品となってます。
もっと『やはり俺の青春ラブコメ間違っている。』を楽しんでくださいね♪